水玉カチューシャ
その日から
ウチと貴は
クラスが違えど、
ほぼ、
行動を共にした。
周りでは
祝福の声やら
批判の声やら
色々な声が
ウチと貴に飛びかった。
それでも
貴と居られる事は
それなりに
嬉しくて
それなりに
毎日が
楽しかった。
でも
悲劇は
起こった。
幸せだった
ウチらに
予想だに
してなかった
悲劇。
誰も
こんな事件は
見たくも
聞きたくも
無かったはず。
忘れられるものなら、
今すぐにでも
忘れたい。