水玉カチューシャ

一つは
異性としての
相手を自分のものにしたいっていう『好き』。




もう一つは
仲間や友達
兄妹としての
当たり前の
『好き』






「亜優の事は
好きだけど、そういう風に見れないんだよ。」



兄妹みたいな
存在だから。


大切なのは
みゆだから。




「…………。
だから、みゆちゃんが嫌だった。


貴くんに好きになってもらえる
みゆちゃんが。」




小さな顔に
似合わない
大粒の涙。



何故か
みゆの顔が
浮かぶ。




「ごめん。」



謝る事しか出来なくて………。











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