恋のつぼみ
次の日から、佐倉と話す機会が増えた。


話しかけられることが当たり前となってしまった。


会話はだんだん回りにも見られるようになる。


オレの2番目の親友の竹原は、


「お前あの子とよく話すね。もしかして...」


オレが竹原を今にも襲うかのような目で睨む。


竹原は「冗談だ」と言って、その場を去る。


だが、次に話しかけてきた小野寺は...。


「あの子、お前のこと好きなんじゃね??」


あまりにストレートな言葉に、唖然としてしまう。


「お前はバカか。」と笑い誤魔化す。


だが、そのときからオレには1つの悩みができた。
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