恋のつぼみ
「よぉ、稲垣。今日は楽しませてくれよ??」


そうニヤける宮元の周りには、たくさんの下っ端がいた。


全員五年生の男子。


「しょーがねーなー...。」


オレは正直、ケンカは強いほうだ。


オレの父さんは、昔新聞にでるほどのヤンキー。


しかも、柔道で鍛えられている。
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