最初で最後の手紙
花火





「明音ー!」

「ん?」

「まだ行くの?」


真夏の夜…


あたしは、初音を連れて奏との思い出の場所へ行く。


「まだ!まだ!!」

「えーー」


初音がくたびれてる。

あたしは、もぅ慣れたみたい。
楽々行けるよ。


「しょうがないなー」


あたしは、初音の後ろへ回り、初音を押す。


「おぉ!楽!楽!」


初音は、機嫌を取り戻した。

でも…


「重い…」


さすがにあたしは、限界近いよ……。


そう思った時…





.
< 122 / 134 >

この作品をシェア

pagetop