最初で最後の手紙



ヒュ〜 バンッ


「あっ!花火ー!」


初音が指をさす方を見ると花火が上がっていた。


「ホントだ!ジャストだね!!」

「だね!てか、明音よくこんな穴場見つけたね」

「まぁねっ!」


あたしは、自分が見つけた所かのように言った。


でも、ここお兄ちゃんが見つけた所だよ…。


ヒュ〜 ドンッ


「わぁー!超キレイ」


初音が花火を見てはしゃぐ。


「キレイ…」


あたしは、一人突っ立って見ていた。







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