最初で最後の手紙
「なんだー?んな顔して俺を見んなよぉ」
「お兄ちゃんなんかほっといて、行こう」
初音ちゃんに手をひかれ、階段を上る。
「ここが明音の部屋♪隣が私♪」
「奥が俺だからなぁ」
「お兄ちゃん、うるさいっ!何かあったら何でも言って」
「荷物ここ置いとくな♪」
二人は、階段を下りて行った。
あたしは、キレイに片付けられてる部屋で一人立ちすくんでいた。
なぜこの人達は、
あたしに優しくするの?
普通抵抗するでしょ!?
そう思いながら荷物を片付けた始める。
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