最初で最後の手紙



奏は、あたしを引っ張りながら階段を上る。






「着いたぞ」


ばてばてのあたし。




「こんな所が何!?」

「見ろよ」

「んっ?」


奏が指差す方を見る。


「わぁー。」

「すげーだろ」

「うんっ」


そこには、、、
ここでしか見る事の出来ない夜景だった。


「キレイ…」

「夏は、花火が見えんだぜ?」

「本当!?」

「あぁ」

「見たい♪」

「来年の夏な♪」

「うん♪約束だょ」

「あぁ。」







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