最初で最後の手紙


―明音said―



「明音!!何処行く!?」

「うるさいんだよ!!」

「もう遅い時間だ。」

「黙って!くそじじぃ」

「明音っ!」

「あんたは、女が居るんでしょ!!あたしなんかどーでもいーんでしょ!!
こうゆう時ばっか親ぶってないでよ!!!」


バンッ


そう、お父さんが女と会って抱き合ってたのを見た。


だから、、、
お父さんには、あたしなんか必要ない。


うざいとこばっか親ぶって…







あたしは、いつからか夜遅くに遊び歩くようになってた。


「明音、大丈夫?」

「やだぁ。もう、楓までやめてよ!」

「…うん」

「さっ、行こー♪」


見た目は悪いけど中身が良い人達とつるんで夜遊び。

父の言うことなんて
聞きやしない。


聞いたって無駄。


「あちぃーっ」

「夏だかんね」

「いや、9月だし違くね?」

「そーだね」


楓は、あたしの親友。
あたしをこんなんにしたのは、楓。


楓を恨んでる訳じゃない。逆に嬉しかった。


あたしは、いぢめられてたから。


そしたら、
楓が助けてくれた。


その時楓があたしに言った。


「逃げないで!!あんたは、一人じゃない。」


って………





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