最初で最後の手紙
友達
―ある日―
初音とあたしの部屋で音楽を聞きながら、話しをしていた時、
コンコン
とノックする音が聞こえた。
「誰か来たね」
「どうぞ」
部屋に入って来たのは、奏だった。
「二人とも、今からゲーセン行かね???友達がさ、『双子ちゃん連れて来いよ』って」
奏の言葉に初音と目を合わせる。
「暇だし行く?」
「そうしよっか♪」
「決まり♪後で嫌とか言うなよ!」
「言わないし」
あたし達は、ゲームセンターへ行くことになった。
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