最初で最後の手紙



「うわっ!可愛い!こっちも!」


中に入るなり、UFOキャッチャーのぬいぐるみに釘付けなあたし。


いつの間にか、一人になっていた。



「みんなどこだろう?」

「明音ちゃん??」


あたしが一人でうろうろしてたら、突然後ろから呼ばれた。


「廉くん!」


振り向くとそこには、廉くんが居た。


「一人???」

「うん。廉くんも??」

「あぁ。つか、一緒に居る?」

「えっ??」

「えぇ、いやぁ何でもねーよ。じゃな。」


廉くんが歩き出す。








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