最初で最後の手紙



ゲームセンターからどんどん離れて行くよ?


「廉くん、どこまで行くの?」


あたしの問い掛けに無反応な廉くん。


すると廉くんが足を止め、突然振り向いた。


「廉くん?……ひゃっ」


廉くんがあたしに抱き着いてきた。


「れ、廉くん!?」


あたしは、持ってた人形を落としてしまった。


ドサッ


「イッ」


廉くんに押された!?


廉くんがあたしの上に乗ってあたしの両腕を掴む。


「やめてっ!!廉くん!!どうしたの??」


廉くんは、動きを止めない。







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