最初で最後の手紙



ピッピッピッ


目覚ましがなる。

カチッ

手探りで止める。


頭痛い。

ゴホッゴホッ

もしかして風邪!?


ガチャ


「明音、いつまで寝てるの?」

「うーん……」


部屋へ入って来たのは、お母さんだった。


ゴホッゴホッ


「あら?明音風邪???」
「かも……」



お母さんがあたしのおでこに手をあてる。



「あら、やだ。熱あるわね!今日学校休まなきゃね。」



やっぱり風邪かぁ…






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