年上彼氏サマ!?
今になって考えれば、不審なところは多々あった。
「お姉ちゃん。私今日どこで寝ればいい??」
「はっ!?お前今日泊まんの!?」
すっごくびっくりしたように、コーヒー男が聞いてきた。
「お前じゃなくて、ゆりあ!」
「どうでもいいけど。で??」
「1週間ぐらい、お世話になります。」
「ふーん。」
そう言ってなんか考えてる様子。
「俺、桑原拓哉。よろしくな??」
すっごい、意地悪そうな笑顔で挨拶される。
「はぁ。中森ゆりあです。」
反射的に返しちゃう私。
なにやってんだよ。