真面目すぎる君へ


「ぎゃーー!!ごめんなさい、ごめぇー」

「ほらほらほら~。ここ弱いんでしょ~?」

ミサキに抱きついたアミは、横腹に手を当てて、こちょこちょとこそばしている


こんな場面、通りかかった人が見たらどう思うのだろう?
普通に変なやつ等と思われそうだ


「ちょ……お前らもう止め…」

「あぁーーー!!!!ごめん~」

アキラが止めようとしたが、ミサキの叫び声の方が大きすぎて二人には聞こえない


俺はただ笑っていた

こんな雰囲気が俺は一番落ち着くんだと、この時思った



< 11 / 12 >

この作品をシェア

pagetop