真面目すぎる君へ

「ショウだって思わない?アキラの香水の香りキツイって」

ミサキは自分の鼻をつまんで、アキラの方を指さした


「はぁ!?マヂで?そうなのか?ショウ」

アキラは不安げな顔で俺を見てきた


「まぁ……うん」


きっと
きっと本当はいい香りなんだ
いい香りだけど、アキラがただつけすぎてる
それだけ

だと思う


「ちょ…ちゃんと言ってくれよ~」

「普通気づくでしょ。てか何でいきなりつけ出してんの」

ミサキが呆れた顔で言った

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