真面目すぎる君へ
「え?そりゃあ俺だってオトコノコですし?もてたいですし?1年生可愛いですし?」
「バッカらし…」
「ははは」
堂々と言うアキラと離れてミサキが俺の左隣りに座った
俺もそれに続いて座って、買っているツナマヨのおにぎりの封を切る
ビリビリという音と共に、ビニールの袋と海苔がちょっと破けた
これ、
上手くいった試しがない
「あれ?今日はアミ休みなの?」
一口おにぎりを食べた俺に、ミサキは辺りをキョロキョロ見渡しながら言う
少し急ぎめで飲み込み、答えた
「いや、今日来てるけど」
「また言い寄られてんじゃねーの?」
後ろにいるアキラがちょっと悲しそうに言った