紙飛行機


サボってても先生には見つからないし


この場所を知ってる生徒も少ない。


私の場所。学校で私だけの場所。




私はその場で一枚の紙を広げる。



そしてあるものを折る。





それは、紙飛行機。






その紙飛行機を飛ばすとそれは弧を描きながら優しく飛ぶ。



が、すぐに地に落ちる。



いつものようにこの行動を繰り返している。



「…早く見つからないかな。」





これがあの人との繋がりだから。






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