善と悪
「今日は何人ぐらいでした??」
着替え終わった犬井は、実に奇抜な格好だ。
首からは大きな数珠をぶら下げ、膝までめくりあげ、太ももには包帯が巻きついている。
「…またそんな格好して怒られるぞ?」
「個性ですよ。個性。」
ニシシッと笑って、更衣室から出てきた。
手には自分の身長の倍はある鎌。
これが犬井の武器。
なんで武器かって??
これで悪に体をのっとられた獣を刺しあの世に送る。
「じゃあ。俺着替えてくるわ。」
そういって犬井の先輩、『水城』は三途の川に繋がるドアの近くの机から更衣室に戻っていった。
先輩の武器は銃だ。
腰に挿している。
「すいません…」
開いているドアから、一人の中年男性がこちらを見ていた。
「はいはい~…パスポート拝見しますので、入ってきてくださいー。」
そういうと男性は恐る恐る入ってきた。
男性が入ると、ドアはバンッと閉まって回りの壁と溶け込んだ。
そりゃあ驚くだろう。
中は体育館並みの大きさだ。
そこに、小さな机と小さなドラムカン型テレビが乗っていて、その少し後ろにドアノブ型のドアがある。
着替え終わった犬井は、実に奇抜な格好だ。
首からは大きな数珠をぶら下げ、膝までめくりあげ、太ももには包帯が巻きついている。
「…またそんな格好して怒られるぞ?」
「個性ですよ。個性。」
ニシシッと笑って、更衣室から出てきた。
手には自分の身長の倍はある鎌。
これが犬井の武器。
なんで武器かって??
これで悪に体をのっとられた獣を刺しあの世に送る。
「じゃあ。俺着替えてくるわ。」
そういって犬井の先輩、『水城』は三途の川に繋がるドアの近くの机から更衣室に戻っていった。
先輩の武器は銃だ。
腰に挿している。
「すいません…」
開いているドアから、一人の中年男性がこちらを見ていた。
「はいはい~…パスポート拝見しますので、入ってきてくださいー。」
そういうと男性は恐る恐る入ってきた。
男性が入ると、ドアはバンッと閉まって回りの壁と溶け込んだ。
そりゃあ驚くだろう。
中は体育館並みの大きさだ。
そこに、小さな机と小さなドラムカン型テレビが乗っていて、その少し後ろにドアノブ型のドアがある。