善と悪
「パスポート見せてくださいねぇ。」
「は…はい…」
そういうと小さなボロボロの紙切れを渡してきた。
確かにこれは通行所の『パスポート』だ。
「訪問理由は??」
「娘に会いに行くんです。一人娘の可愛い娘で…」
「そうですか…『阿相 将』さんですね。」
「…。」
そういうとジッと阿相を見つめた。
「…?」
「阿相さん。あなた悪魔でしょ??」
「何言ってるんですか?私は娘に会いに…!!」
「ばれてますから。早く人の皮脱いでください。」
そういうと、犬井は鎌を握り、準備運動を始めた。
「チッ…糞餓鬼がぁ!!」
そういうとビリビリと人間の皮の中から獣が出始めた。
「元は人間なのにね。」
そういうと、鎌をブンッと振り、獣の足を切り落とした。
「…何をしたっ!!」
血が吹き出て、壁に付く。
「ばいばい。もっといい人になろうね。」
犬井は動けない獣の前に立ち、鎌を振り上げた。
「ま…待てっ!!」
問答無用で獣の頭に突き刺した。
獣の体は硬くなり、パンッと砂のようになり消えた。
壁に付いた血も同様に消えた。
「お疲れ。さすがだな。」
更衣室から出てきた水城は腕組しながら観察していた。
「まぁ…慣れました。それよりも…」
「あぁ。あの人はまだ見てないよ。」
「そうですか。お疲れ様でした。今度飲みに行きましょ!!先輩!!」
あの人とは、犬井の大事な人。
犬井の元恋人『桜木 亮平』。
「は…はい…」
そういうと小さなボロボロの紙切れを渡してきた。
確かにこれは通行所の『パスポート』だ。
「訪問理由は??」
「娘に会いに行くんです。一人娘の可愛い娘で…」
「そうですか…『阿相 将』さんですね。」
「…。」
そういうとジッと阿相を見つめた。
「…?」
「阿相さん。あなた悪魔でしょ??」
「何言ってるんですか?私は娘に会いに…!!」
「ばれてますから。早く人の皮脱いでください。」
そういうと、犬井は鎌を握り、準備運動を始めた。
「チッ…糞餓鬼がぁ!!」
そういうとビリビリと人間の皮の中から獣が出始めた。
「元は人間なのにね。」
そういうと、鎌をブンッと振り、獣の足を切り落とした。
「…何をしたっ!!」
血が吹き出て、壁に付く。
「ばいばい。もっといい人になろうね。」
犬井は動けない獣の前に立ち、鎌を振り上げた。
「ま…待てっ!!」
問答無用で獣の頭に突き刺した。
獣の体は硬くなり、パンッと砂のようになり消えた。
壁に付いた血も同様に消えた。
「お疲れ。さすがだな。」
更衣室から出てきた水城は腕組しながら観察していた。
「まぁ…慣れました。それよりも…」
「あぁ。あの人はまだ見てないよ。」
「そうですか。お疲れ様でした。今度飲みに行きましょ!!先輩!!」
あの人とは、犬井の大事な人。
犬井の元恋人『桜木 亮平』。