青春の蒼いカケラ
通勤は、スクーターで行った。会社へは九時に着いた。小さなビルの三階だった。女子社員が一人いた。
ひろこといった。
「始めましてひろこといいます」
なかなかの美形だ背はひくかった。
「井上です」簡単に挨拶した
「井上さんのデスクはこちらです」
窓際のはじだった。パソコンも置いてあった。富士通のビスターだ。これは凄い。インタネットもできる。
「なにをすれは・・・」
「CADの練習でもしていてください、図面はここにあります」
「なかなかのものですね」
「お茶がいいですか?コーヒーがいいですか?」
「コーヒーで・・・・・」
「社員は何人ぐらいいるんですか?」
「営業やってる、ひろしくんだけよ」
なおとはコーヒーを三杯のんでしまった。
「会社ができてどのぐらいたつんですか」
「まだ一週間よ」
はあはあ、出来立てのほやほやか。はるおちゃんから電話があった。浦和競馬の二レースのオッズとデーターを調べてくれと、のことだったこりゃモタモしてられねえぞ。すぐ調べて待機した。どうやらはるおちゃんは。浦和競馬場にいるらしい。よく金持ってるな。電話が入った。パソコンでオッズを教え上がり3ハロンのデーターを伝えた。また、暇になった。コーヒーを飲みだした。昼でも食いにいくかと思っているところに、電話がはいった。ひろこが受け取った。
「井上さん、上がっていいそうですよ」
はるおちゃんからだ
「じゃぁ僕はこのへんで」
さっさと帰りだした。
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