青春の蒼いカケラ
「別に、気にしないでくださいよ」
なおとが言った。二人は仲良くなった。さわとうさんは。糖尿病だった。朝、昼、晩、インシュリンの注射を打ってた。尿検査の結果、なおとも糖尿病の気が有るといわれた。
どうやら、缶コーヒーの飲み過ぎみたいだ。翌朝血液検査があった。結果が出た血糖値百十のボーダーラインだ。食事は千ハ百カロリーにされた。でも、食事は美味しかった。閉鎖病棟なので、一歩も外へは、出られなかった。とても、いやな気分だった。

三ヶ月で退院になった。また、アパート退院だ。ケースワーカーと捜し歩いた。すぐ見つかった。上北沢だ、また、保証人ははるおちゃんにたのんだ。今度も、快く受けてくれた。まえのアパートの荷物はるおちゃんが、管理していたらしい。引越しの日に荷物を運んでくれた。
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