青春の蒼いカケラ
最終章2
なおとは一度帰って着替えてのりちゃんのいる杏森病因へむかった。タクシーで行った。
のりちゃんの部屋はすぐわかった。
「かぞくの人ですか?」
看護婦にきかれた
「はい」
「どうぞ」
「やあ、なおちゃん」
いがいと元気だった。とりとめのない話をして、その場をさった。先生の話だともう、歩く事もできないらしい。ショックだった。浮かれてた俺が、ばかだった

なおとは今まで貯めてある睡眠薬を水で、一気に飲んだガス栓もひねった。もう死にたくなっていた。そして眠ってまった

目がさめたら、ベッドの上だった。杏森病院の緊急治療室にいた。看護婦さんに聞いた
「ここはどこですか」
「杏森病院よ」
すぐ、おちんちんの、バルブをはずしてくれた。3日寝てたらしい、胃洗浄もしたとのことだった。点滴は毎日だった。後でしたのだが、隣の部屋のガス報知器がなって、大騒ぎになったらしい。

ああ助かったのか、おれはどうすればいいんだろう。先生が来た。
「退院しますか、精神科に入院しますか」
「退院したいです」
「連絡取れる人はいますか」
はるおちゃんの電話番号と、地域生活支援センターの電話番号を教えた。

結局はるおちゃんが迎えに来た、が、なおとは生きるしかばねだった。ひろこちゃん、のりちゃん、はるおちゃん、感謝してるよ。もう、おれ、だめだよ。はるおちゃんの車の中で、何気ない、とうりすがりの、景色を、涙を出しながら見てた。なおとは、自殺を決意するのであった
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