青春の蒼いカケラ
脅威同性愛編
三ヶ月がたった。のりちゃんの退院が決まった。なおとは二千六百万円の中古のマンションを買った。どうやら競馬で食っていけそうだ。かっちゃんには連絡した。いつでもこいよとのことだった。のりちゃんの福祉をやめて、のりちゃんを引き取った。
「のりちゃん結婚してくれないか」
「ええいわよ」
「よろしくおねがいします」
「こちらこそ」
　リハビリを頑張ったせいもあって、十メイトル位は杖を使っては歩けるようになったツインベッドを二つ用意した。押入れはクロゼットになっているキッチンは高いテーブルをおいた。ソファーも用意したもうもう一つの部屋はパソコンを置いた。シングルのベッドも置いた。
「買い物でも行こうか」なおとが言った。
「いいわよ」
　なおとは車椅子を引きながら、スーパーへと向かった。
「きょうのおかずか何にする」
「なんでもいいよ」
「ステーキにするか、焼くだけでいいし」
　そんなこんなで買い物を済まし、料理に取り掛かった。
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表紙・目次

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