赤いソファー




「…起きてるよ…―」






今まで寝ていたのに急に起き上がった。




前と変わらない笑顔であたしに笑いかけた。








「…ばか!!」


きっとメイクもボロボロ。







「いつから起きてたの!?」





「うーん…新垣さんの紗璃さんから」


「最悪」


新垣さんは笑っていた。



「よかったね、紗璃」


秋華も。
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