白い背中


「は、はい…。大丈夫です。」


ゆいは立ち上がった。


「あぁ、それはよかった!
じゃあ俺はちょっと急ぐから。
本当にごめんね!」


その人はさっていった。


「なんなの、あの人。
ちゃんと前みて歩けよ。しかもちゃんと謝んないし。」

明日香が言う。


「でも、かっこよかったよね…!!」


「またはじまったよ~。
愛はちょっといい男見る度に惚れちゃうんだから!」

南美が笑いながら言う。


「惚れてないよ!
でも、かっこよかったでしょ?」


「まぁ、確かにね。」


「OVERに比べたら
まだまだだな!」


「OVERと比べない!」

3人で一斉につっこんだ。


「ゆいはどうおもう~?」

愛がきいてきた。


「ん~、普通かな?」


「ゆいはきびしいなぁ!」


「あっ!朝ごはんだ!」


今度は病室に向かって走った。


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