白い背中


「えっ!?そうなの!?
同姓同名!?」

佐藤先生は驚いて
ゆいをみた。

「あ、はい。
字も同じです…。」


「そうなんだ!!
じゃあ俺の名前、もう覚えたね!」

「まあ…。」


「じゃ、じゃあみんなの邪魔しちゃ悪いし、
もう行くね。
これから、よろしく。」

また手を差し出された。


さすがにね…。


と思い、

握手をした。


佐藤先生はにっこりして、
出ていった。


手、おっきいな…。


[ゆい!ドンマイ!]

3人一斉に言った。


「あ、あはははは…。」


もう、笑うしかなかった…。
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