涙の真実




「しょう〜ちゃ〜ん。お父さんですよ〜。」




携帯の向こうから聞こえたのはオヤジの声




「酔ってんの?」



「お父さんたちね〜。んふふ。」



「なんだよ。気持ち悪い笑い方すんなよ!」



「今からラブホ行ってくるから」



「…はい、はい。頑張って」


まだ、行ってなかったのかよ




「でね。そらちゃんにね〜。家に居てもらいなさい。鍵持ってないだろうから。」



「…あぁ。分かった」




「んふふ。誰もいない家で…2人っきり♪チャンス!頑張れ、しょ〜ちゃん!」



-------ツー…




「うざ……」



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