【企】伝えて、スキ。





「きゃっ」




気が付けば私はベットの上。




白い天井が見えたかと思えば、いきなりアキのドアップ。






「俺、ハルを溶かすのは上手いよ?」





え…?





「…んっ…!」




重なった唇。




「…ふぁ…ん…っ」





アキ一色にとろけ、溶けていく私。





「なんか不安気にしてると思ったら嬉しそうにするし笑うし。何に不安になってんの?」




唇が離れ、私は息を必死に整える。




気にしてくれてたの…?




「言いたいことがあるなら言ってよ。俺まで不安になる」





アキ…




気付いてくれてたんだ…




「…私と付き合ってるのは罰ゲームって本当…?違うよね…?」




アキの優しい瞳に、心がギュッとなった。





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