君はガラス
そして波が押し寄せるギリギリのところで止まり、あたしを抱いたまま座った。





「もう砂入ってもいいから降ろして...」





「はい。」





あたしは隆樹くんの隣に座った。





「ねぇ、なんで海??」





「耳、澄ましてみて。」
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