君はガラス
「遺書には、こう書いてあった。」





「なんて??」





「綾は自分の子供として育てること、歳は19ってことにしておくこと、だから本当は17歳。それから最後に、心から愛してる人と幸せになりなさいって。」





すべて話し終えたあたしは、無表情のまま涙を流していた。





あたしはそれをあえてそのままにしておく。
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