∞いちしのはな∞
◇
「わかった?ちゃんと食べるんだよ、あたし帰るけどまた来るからね。
妹思いの姉がわざわざせっかくこしらえたロールキャベツ、ちゃんと食べなきゃぶっ飛ばすからね。」
今日はトモのお姉さんが来ていた。
大きなタッパーをテーブルに置いて、トモに食えと諭していたが
トモはムスッとしたまま今日も映画を見ていた。
「おじゃましました〜。」
「あ、はい、またいらして下さい。」
パタンと閉まったドアを
ちらりと振り向いてトモはまたテレビ画面を見る。
とりつかれたように、僕の好きな映画を見ている。
妹思いの姉がわざわざせっかくこしらえたロールキャベツ、ちゃんと食べなきゃぶっ飛ばすからね。」
今日はトモのお姉さんが来ていた。
大きなタッパーをテーブルに置いて、トモに食えと諭していたが
トモはムスッとしたまま今日も映画を見ていた。
「おじゃましました〜。」
「あ、はい、またいらして下さい。」
パタンと閉まったドアを
ちらりと振り向いてトモはまたテレビ画面を見る。
とりつかれたように、僕の好きな映画を見ている。