∞いちしのはな∞
ゆったりと開く瞼は
些か潤んでキラキラとビー玉のようだった。
茶色かかった瞳が、西日に装飾され
美しかった。


へへへ、彼女は笑ってまた瞼を閉じる。


ただ、美しいと。




気が付けば僕はボロボロと泣いていた。
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