∞いちしのはな∞
「モ...トモ!おいッ」
ああ、倒れたんだ。
ろくに食べてないもん、当たり前か。
またみんなに迷惑かけてんだあたし。
こんな面前で倒れちゃって最悪。
トオルもごめんね、ホントごめん。
我が儘で、心配ばっかりかけて。
ふわふわする。
まるで本当に体がういてるみたい。
木目調の不規則な天井はとても心地いい。
目ん玉みたいな黒点があたしを傍観している。
このまま、飲み込んでくれたらいいのに。
もうあたし疲れちゃった。