そばにいてよ…。
取ったつもりが



手に感触はなくて




でも周りからは



ワーッ!!と大きな悲鳴と共に



あたしの後ろを見ていた。



手を確認してもブーケーはなくて





あたしも後ろを見てみると




大きな彼が…………




「すみません、男の俺が取ってしまって」




そう言ってペコペコと頭を下げるのが




「結城君……!?」




うちの王子の結城遥斗だった。
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