そばにいてよ…。
席に戻ろうとした時



ガシッ



腕を掴まれ振り向くて




「はーやかわさん」




いつもと違う雰囲気の結城君がいた。




「何?」




腕を離そうとしても


離す様子のない結城君




「結城君離して!!」




「イヤです」




笑顔で近づいてあたしの耳元で。




「さっき、あんなにブーケー欲しかったんですか?」




そう言った。




「はっ!?別にほしくないわよ!!」




「強がらなくていいから」




そう言って



チュッ!



あたしの唇にキスをした。




「ふっ」




そして笑いながら彼は戻って行った
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