そばにいてよ…。
「待たせてすみません」



「ううん、大丈夫」




「とりあえず食べますか」



そう言って結城君は手慣れた感じで注文してくれた




「…………………」




「…………………」




無言が続き



「あのさぁ…」



あたしが話を切り出そうとすると




「言っとくけど、早川さんから誘ってきたんだからね」




「えっ!?」




「パーティーでベロベロに酔って
色んな人に絡んでるうちに俺にも絡んで
家わかんないから俺家来たら……早川さんが…」



「んーっ!!もういい!!」



「ってな訳ですから」




「ごめんなさい!!迷惑かけて!!本当にごめんなさい!!」




あたしは頭を下げて謝った。




「……………」




結城君が黙ったままなので顔をあげると




笑顔の結城君がいた
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