そばにいてよ…。
「俺、言っちゃうよ

早川さんの彼氏にも総務の人にも」




「やめて!!それだけは!!」




あたしは場もわきまえずに大声で叫んだ。




「早川さん次第だよ…」



「んっ……」



もう、あたし何やってんだろう




そう思うと泣きたくもないのに涙が出て

手で拭った




「早川さんも泣くんだねぇ〜」



そう言ってテーブルにあった
あたしのケータイを奪った




「ちょっと!!」




勝手にあたしのケータイをいじり返された




「呼んだら来るのが条件だから」




それだけ言って


食べ終わった彼は先に戻って行った
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