そばにいてよ…。
ドンッ!!




ドアが開いて




「逃げるんですか?」




結城君が入って来た




「別に逃げてなんか…」



あたしが目をそらしながら答えると




「ふ〜ん…………」




それだけ言って



しばらく沈黙が続いた




12階から1階までの間



沈黙が続きすごく辛かった




「結城君…本当にごめんなさい!!」




「………………」




黙ってあたしを見つめる結城君




「じゃあ……………」




結城君が何か言おうとした時に



エレベーターが開いた




他に社員の人が多くいるので




特に何も言うこともなくその場を離れた
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