放課後の寝技特訓・熊田先輩の横四方固め
…。


“オペレーション・C”ね、やってみたけどさ、問題はあんまり解決しないね。

どうやら俺のチョリソーのサイズはね、別に可愛らしいわけではないみたいだ。

むしろ立派な部類だ…。

二時間目終わってからと三時間目終わってからさ、トイレでひたすらチェックしまくったんだよ。
クラスメートのチョリソーをさ。

遠山くんの一件もあったからね、なかば強引に比べてみたんだよね。

小便器で用をたしてる奴がいればすかさず
「よう!元気か?どうだい調子は!」
なんて言いながらね、あいつらのチョリソーをガン見してやったよ。

「なんだよ…、あんまり近づいてくるなよ…」
なんて怪しまれつつもさ、10本弱のチョリソーをチェックしてやったんだか、どうみても俺のほうが立派なんだよね…。

俺のは立派じゃないのだろう、という仮定のもと“オペレーション・C”を進めたわけだからさ、なんか拍子抜けだったんだよね。

トイレットで横の角度から覗くから正確な数値がはじきだせないのかもしれない、とも思ってさ、四時間目の水泳の着替えの時には、何人かの腰に巻いてるタオルをさ、ずり下ろしてもみたんだけどね。
まあ、わざとらしいんだけどさ、なるべく背の高いチョリソーがビッグっぽい奴をねらってね、チェックしてみたんだが、やっぱ比べてみるとね、どちらかと言えば俺のほうが立派なんだよ。

拍子抜けだよ、ほんと…。

まあ、あまりに強引にオペレーション・Cをしちゃったからさ、水泳終わって制服に着替える時には、みんな俺から離れて着替えるようになりやがってさ、クラス全員のチョリソーはチェック出来なかったんだけど、八割方のデータは取れたかな。

とにかく、今日半日でわかったのは、俺のチョリソーが可愛らしいわけではないってこと。

う〜ん、ではなぜ亜希は感じてくれないのだ…。

オペレーション・C、早くも煮詰まっちまったよ…。
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