想いを託して
バレンタインデー前日の夜。
わたしの胸はきつく締め付けられていた。
あのカラオケに行った日。
丁度わたしがチョコレートパフェをつついている頃。
彰の携帯の着信が鳴り響いて、漏れる声の高さと話し方から女の子だと分かった。
「ミキ?ん?ああ」
・・・今日はミキちゃんか。
この間はアユミちゃんだったっけ。
「14日?うん、空いてるけど。わかった、じゃあ駅前で」
その瞬間、私のスプーンを握っていた手が固まった。
今何て言った?
14日?空いてる?駅前で?
つまり、14日にミキちゃんと会うってこと?
わたしの胸はきつく締め付けられていた。
あのカラオケに行った日。
丁度わたしがチョコレートパフェをつついている頃。
彰の携帯の着信が鳴り響いて、漏れる声の高さと話し方から女の子だと分かった。
「ミキ?ん?ああ」
・・・今日はミキちゃんか。
この間はアユミちゃんだったっけ。
「14日?うん、空いてるけど。わかった、じゃあ駅前で」
その瞬間、私のスプーンを握っていた手が固まった。
今何て言った?
14日?空いてる?駅前で?
つまり、14日にミキちゃんと会うってこと?