心日和、キミあられ



「えっ、ど、どーいうこと?」

と半分叫びながら聞くと、

純くんが答えてくれた

「俺がさけるチーズ食ってて、一回もさかずにね。でくわえてブラブラしてたんだよ。そしたら陵が俺んちにきて」


「そうそう。行ったんだよ。俺ら仲良いから」


突然陵が割り込んで来たから、鉄拳をくらわせた


「で、俺のチーズみて『旨そう』っていうから俺が冗談で『食べる?』ってあご付き出したら飛んできて。その飛んできた勢いで、チューっとしちゃったんだよ」



うわっ。

陵って...と白けた目で見ると

「なんだよ。純がさけるチーズなのにさけてないからいけねーんだろっ!!!!!」

とさけるチーズをより細かくさいていた


でも、、、なんだかフワフワする


そう思った時には、


夢の中だった。




そう、


「バカ、七海にチューの話ふるんじゃねえよっ。おかげで俺らチューした仲になってんじゃん、俺、純より七海のがいいしっ」


「はあっ?俺だって七海のがいいよ。てか良いよなあ、陵は。めっちゃ可愛いじゃん七海。なあ快?」


「ん...。そーいえば俺の初チューの相手七海だ。七海の唇は柔らかいぞ」


「はあ?お前いつしたんだよ。変態だ変態だ」


とか言う声が一晩中続いたことは知らないのである。




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