心日和、キミあられ
キミあられ
目が覚めるとあたしはベッドの上に寝ていて、男子3人は陵のベッドに折り重なる様にして眠っていた。
昨日、間違えてお酒飲んじゃったんだ
目の前に散らばる空き缶をみてそう考える。
そういえば、
ちゅーの話。
「初ちゅーが隼人だなんて...言えないよ。」
朝なのに、天気は晴れなのに、今日は受験だというのに。
目頭が熱くなり、急いで洗面台へと向かった。
「なあ、七海このままでいいのかよ。」
「うん、どーにかしないと、前に進めない。」
実際起きていた3人は口々に自分の意見をいう
「おめーら黙ってろよ。俺が何とかすっから」
陵だけが何か決意したという目で、七海が出ていったドアを見つめていた