心日和、キミあられ



多分あたしが好きなことに気付いたんだと思う。

その頃、前の彼女と別れたばかりで彼女が欲しい。といっていたからノリで、でも本気で『あたしは恋愛対象に入るの?』


そう聞いてしまった。

というか、聞かずにはいられなかった。


「入るよ。」


その一言が聞きたくて、

言って欲しくて、



返信が返ってくるまで時間が凄く長く感じた。


心臓がすごい速さで全身を震わせた。



返ってきてから開けるまで指が震えて、

知りたくて、でも怖くて。

あたし恋してるんだ。全身で恋してるんだ。そう実感した。
そう思えることが嬉しくて、とても大切な気持ちに思えた。


泣きそうになりながらメールボックスに表示された未読メールを見つめた。


目を閉じて、
未読メールを開く。


ドキドキしながら目を開けて、内容を確認した。



思わず涙が溢れた。


そしてあたしは、、、






笑った。




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