恋物語。
友哉は1年のときも同じクラスで、背も小さくかわいい系の彼は
誰からも親しまれる存在だった。
私はすぐに友里に報告した。
友里は
「久々に遊ぶから楽しみやな☆」
と言って喜んでいた。
次の日
待ち合わせの場所に私と友里は行った。
すると向こうの方から……
「友哉や!!!!」
友里は向こうから歩いてくる友哉に手を
振った。
「友哉~~~~♪」
友哉の後ろにはカズと呼ばれる同じ中学の子と知らない男の子がひとり。
カズは不登校で髪の毛も金髪、つり目の彼はとても印象が悪い。
本当のカズは優しくて笑顔がかわいい。
私たちはコンビニの前で溜まっていた。
私はさっきからあの知らない男の子が気になって仕方がない。
友哉はジュースを買いに場を離れた。
私は友哉の後に着いて行った。
「あれ誰なん?」
「ああ。隣の中学の大輝(だいき)やで。アイツはクールな奴やからあんま喋らんやろぉ。」
確かに私は大輝の声を一度も聞いていない。