オフサイド
髪型も気になる様子で、暇さえあれば鏡を覗いているナルシスト状態。
この間なんて、眉毛をいじって大変なことになっちゃうし……。
血相を変えて、私の部屋に飛び込んできたかと思ったら、すぐさまチェストの辺りを漁り始めた大輝。
「ちょっと、何してんのよ!」
「急いでるんだよ!」
「だから何を?ちょっと、勝手に人の部屋の物いじらないでくれる?」
「そんなの言ってる場合じゃないよ!」
何事かと思い、必死でチェストの中を詮索する大輝の顔を覗き込むと、眉山(まゆやま)が綺麗に剃り落とされていた。
一瞬、唖然としながらも、可笑しくて、腹を抱えて笑った。
この間なんて、眉毛をいじって大変なことになっちゃうし……。
血相を変えて、私の部屋に飛び込んできたかと思ったら、すぐさまチェストの辺りを漁り始めた大輝。
「ちょっと、何してんのよ!」
「急いでるんだよ!」
「だから何を?ちょっと、勝手に人の部屋の物いじらないでくれる?」
「そんなの言ってる場合じゃないよ!」
何事かと思い、必死でチェストの中を詮索する大輝の顔を覗き込むと、眉山(まゆやま)が綺麗に剃り落とされていた。
一瞬、唖然としながらも、可笑しくて、腹を抱えて笑った。