オフサイド
スーパーの駐輪場に自転車を停めると、すぐさまみんなの姿を探した。
あっ……!!
入り口近くの自販機コーナーにたむろしている男の子と女の子たちを発見した。
急いで駆け寄ると、サッと後ろを振り返る影があった。
――榊くんだった。
目が合い、意味もなく、胸がドクンと音を立てた。
でも、振り返るだけで、彼は何も言葉を発しなかった。
榊くんが参加することは予想されたことだけど、なんとなく意外だった。
カラオケのときだって、行かなかった榊くんだから、友達の付き合いなんて二の次だと思っていたから。
あっ……!!
入り口近くの自販機コーナーにたむろしている男の子と女の子たちを発見した。
急いで駆け寄ると、サッと後ろを振り返る影があった。
――榊くんだった。
目が合い、意味もなく、胸がドクンと音を立てた。
でも、振り返るだけで、彼は何も言葉を発しなかった。
榊くんが参加することは予想されたことだけど、なんとなく意外だった。
カラオケのときだって、行かなかった榊くんだから、友達の付き合いなんて二の次だと思っていたから。