オフサイド
「さぁ、早く焼こう!」


有美に促され、炭に火を入れると、網の上には次々とソーセージや野菜が載せられていった。 


「美味い!サイコー!」


「ほんとだね」


焼けると同時に、すぐさま網の上は空になっていき、すぐさま焼いていく。


みんな、箸が止まらない。

用意した食材は、ほぼ完食した。


だんだんと日暮れに近付き、辺りは薄暮に包まれていった。
 

頭上では、うっすらとお月様が顔を覗かせていた。



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