オフサイド
隙間から中を覗き込むと――…
ドーナツ型の水槽を回遊する巨大なマグロたち。
銀色に光り輝きながら、猛スピードで疾走する。
そのスピーディーな泳ぎと、カーブするときにシャキーンと飛び出す背鰭(せびれ)に目を奪われた。
「すっごーい!!」
「…だろう?もう少ししたら、もっとすごいのが見られるよ!」
「へぇー!そうなん…だ」
隣から聞こえるものとばかり思っていた声が、何故か頭上から聞こえてくる。
不意に顔を上げると――…
ドーナツ型の水槽を回遊する巨大なマグロたち。
銀色に光り輝きながら、猛スピードで疾走する。
そのスピーディーな泳ぎと、カーブするときにシャキーンと飛び出す背鰭(せびれ)に目を奪われた。
「すっごーい!!」
「…だろう?もう少ししたら、もっとすごいのが見られるよ!」
「へぇー!そうなん…だ」
隣から聞こえるものとばかり思っていた声が、何故か頭上から聞こえてくる。
不意に顔を上げると――…