オフサイド
そのあとは、水族館後方に広がる公園へと足を運んだ。 


潮風を浴びながら他愛ない話をしながら歩いた。



紺碧の海が広がる東京湾に隣接した公園。 



その橋を渡ると、人工なぎさ(砂浜)が広がっていた。 


しゃがんで、足元の砂を手で掬ってみる。


太陽に照らされ、少しだけ熱をもった砂。


さらさら…と、細かい粒子が指の間を摺り抜けていく。 


その触感が気持ちいい。 



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